健康・医療

ワクチンの考え方

ワクチンの考え方

今回は、ワクチンに対する考え方についてです。

ワクチンに対する賛否ではなく、ワクチンを評価する上でベースとなる考え方の話です。

 

結論としては

・メリットとデメリットを比較することで判断する

・自分の感性や感覚による判断は、最後の1割程度にする

・効果測定を続け、評価はアップデートし続ける必要がある

となります。

 

前提として、ワクチン接種をするか否かは、あくまでも個人の自由です。

どのようなワクチンであれ、他人に強制することは許されることではありません。

接種したい人は接種して、したくない人は接種しなければ良いだけです。

そこを履き違えて、正義を気取って強制してくる人は、ただのアホです。

無視に限ります。

 

とは言え、今回の新型コロナワクチンでは学校や会社などの組織を中心として、社会全体で接種の半強制が日常的に行われています。

法的強制力がないにも拘らずです。

狂っていますよね。

アホが大量発生しているわけです。

 

そのような意味不明な状況ではありますが、ワクチンというものは本来であれば、個人個人がしっかり考えて接種の判断をするべきものです。

「自分で考えて自分で決めること」が最重要です。

 

では、ワクチンを判断するための考え方について、説明していきます。

 

メリット VS デメリット

メリット・デメリット

ワクチンについて考えるとき、最重要なことは

メリットとデメリットを比較する

ということです。

最重要というよりも、これに尽きます。

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、これをしっかり行っている人は、あまり多くは無いように思います。

ワクチンを推進してメリットを主張する人は、デメリットについて詳しく語りません。

ワクチンに反対してデメリットを主張する人は、メリットについて目を向けません。

注目して考えるべきはメリットの大きさでもデメリットの大きさでもなく、メリットとデメリットのどちらが大きいのか、ということです。

 

端的に言えば

メリット > デメリット  →  接種する方が良い

メリット < デメリット  →  接種しない方が良い

というだけのことです。

 

例として、シンプル化したケースを想定します。

感染率 50%

感染した場合の致死率 20%

このような感染症があったとします。

(※ここでは、わかりやすくするために後遺症や副反応などはないとします。現実ではあり得ない想定ケースですが、わかりやすくするための便宜上です。)

 

その感染症に対するワクチンは、以下のようなものだとします。

接種したら感染しても重症化しない(死亡しない)

接種した人の5%が副反応で死亡する

 

この場合、ワクチンを接種しなければ、10%の確率で死亡することになります。

ワクチンを接種した場合は、5%の確率で死亡することになります。

 

とすると、このワクチンはワクチンによる予防効果の方が副反応のデメリットよりも大きいと考えられます。

つまり、接種した方が良いということになるわけです。

 

もちろん、現実はこのように単純なものではありません。

様々な要素が絡んできますから、非常に複雑になります。

副反応や後遺症もありますし、性別・年齢・基礎疾患・職業・家族構成など、様々なことを考えなくてはなりません。

 

しかし、基本的な考え方は同じです。

確率的にメリットとデメリットのどちらが大きいか

ということを考えるだけです。

そもそも医学というのは確率の学問です。

ですから、医療は確率を基に様々な判断をしていきます。

そして確率を考えるために必要なのは、統計データです。

 

治験によって得た統計データや、接種した人やしていない人を分析することで得られる統計データを基に、確率を考えるのです。

当然ながら、理詰めです。

 

感性とバイアス

それに対して

自分は、自分の感性・感覚で決める

という人もいます。

もちろん、どのような決め方をするか、接種するかどうか、は個人の自由ですから他人がどうこう言うことではありません。

しかし、感性などで決めるということは、自分のバイアス(先入観)が十分に作用しているということを認識しておいた方が良いでしょう。

 

人間はバイアスにまみれています。

恐らくはバイアスがない人など、存在しないと思います。

例えば確証バイアスは、無意識に自分が信じているような情報のみを選択し、反証は無視します。

そのようなバイアスがある状態では、客観的に評価しているとは言い難い状態です。

最初から答えを決めて情報を集めているようなものです。

 

本来科学というのは

・信じない

・疑わない

・ただ確かめる

というものです。

科学において、バイアスは邪魔な存在でしかありません。

ですがバイアスを完全に外せる人はいないでしょうから、自分がバイアスにかかっているという前提で考えるのが良いと思います。

 

とは言え、最終的には自分の感性で決めるのは当たり前だとも思います。

しかしそれは、最後の最後で感性で決めるくらいがちょうどよいかもしれません。

理屈を9割まで積み上げて、最後の1割は感性で決めるくらいですね。

もちろん、自分にはバイアスがあることを意識しながらです。

 

評価のアップデート

メリットとデメリットを考え、その上で自分の感性を用いて判断したとしても、一度判断しただけでは終わりではありません。

医学というのは物理学のような絶対法則に基づいているわけでなく、確率に基づいています。

当然ながら、確率は状況によって変わることもあります。

 

あるワクチンの接種をする人が増えれば、そのワクチンについての情報が増えていきます。

統計データが蓄積されるわけです。

そうすると、それまでの確率から変わってくることもあります。

確率が変わるということは、判断するための前提が変わるということですから、当然ながら判断結果も変わってくる可能性が十分にあります。

 

人間の身体は現代医学をもってしても、わからないことだらけです。

医学において確定していることはほとんどなく、事実として扱われていることの大半は「最有力の仮説」でしかありません。

だからこそ、常に統計データを集める必要などがあります。

ワクチンは開始してからも、十分に議論が必要なのです。

そして個人としても、情報を集めて判断をアップデートしていく必要もあります。

 

まとめ

まとめ

・ワクチンの判断は、9割はメリット・デメリットの比較による

・自分の感性は、バイアスを認識しつつ最後の1割程度にしておく

・状況に応じて、判断をアップデートする

このような考え方は、ワクチンに限らずあらゆることに通じます。

良いことも悪いことも両面から見ることや、自分は色眼鏡で物事を見ていることを認識することなどは、常日頃から意識すると良いと思います。

 

しかし、今回の新型コロナワクチンにおいては、このような考え方や評価が、全くできません。

新型コロナワクチンにおいて狂っていることは、このように考えるためのまともな情報が出てこない、もしくは隠蔽されていることです。

ワクチンのデメリットを明らかにしないどころか、検証もしていないようです。

また、新型コロナ感染者数や死者数などが実際とは大きく乖離しているため、感染症自体のリスクを適切に評価できません。

感染症のリスクを評価できないので、当然ながらそのワクチンのメリットも評価などまるでできないわけです。

 

というよりは、評価させないようにしているのかもしれませんね。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。