今回は、「学校教育の現状と害」についてです。
結論は
・学校教育は、思考停止の元凶になっている
・現代の学校教育は、同質化を行う時代遅れの教育
・学校教育は、嘘ばかり教えている
・学校だけではなく、大人全員の責任
となります。
近年、「学校の教育は時代遅れ」ということがよく言われています。
確かに時代遅れであることは事実でしょう。
教育システムが、時代に合っていません。
しかし時代遅れなだけではなく、全く事実と反する教育が行われていることも認識しなくてはなりません。
嘘ばかり子どもに教えているのが、日本の学校教育です。
・時代に合わない教育システム
・事実とはかけ離れた教育内容
これらによって、思考停止の人間を大量生産しているのです。
では学校教育システムやその背景、そしてなぜ嘘ばかり教えているのかについて説明していきます。
義務教育とは

まず「義務教育」について誤解している人が多いようなので、義務教育について軽く説明しておきます。
義務教育は、「小学校と中学校の9年間の教育を義務とする」というものですが、これは子どもに対する義務ではありません。
「子どもは、教育を必ず受けなくてはならない」という意味ではないのです。
この義務は、親・国・自治体に対して課されているもので
親・国・自治体は、勉強したい子どもに対して教育を与えなくてはならない
というものなのです。
ですから、もし子どもが「イヤだ!!」と言っている時は、必ずしも教育を受けさせなくてはならないということではありません。
学校教育の背景

では、そもそも学校教育の目的は何なのでしょうか。
これを知るためには、少し時代を遡らなくてはいけません。
義務教育などの学校教育が始まったのは、明治時代です。
今から150年位前ですね。
日本では、この時期に産業革命が起こり、産業化社会になりました。
産業化社会とは
工業化の進展した社会のことで、工業化社会とも言われます。
簡単に言えば、「大量生産・大量消費」によって、経済がどんどん成長していった時期です。
みんなで頑張って国力を上げて、みんなが一様に豊かになっていくことを目標にしていた時期です。
このような時に最も重要なのは
労働力
です。
社会の成長のために、企業などの歯車になれる労働力が大量に必要です。
この時期には、個性よりも同質化することの方が、社会にとってメリットがあります。
言ってみれば、社会の兵隊がたくさん欲しいわけです。
そしてその社会の兵隊を育成するための機関が、「学校」だったのです。
一様な教育を行い同質化をすることで、社会に大量の歯車に適した労働力を供給することが、学校の役割であり目的だったのです。


このように言うと、なんだかひどいように聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません。
このような時代は、物質的な豊かさが、まだ不十分な時です。
国や社会全体が成長することによって、人々は物質的に豊かになっていき、生活レベルは向上していきます。
物質的に豊かになることで、人生が豊かになっていく時代だったのです。
自分の労働力を提供することで、終身雇用や年功序列などにより、年々豊かになることが約束されているようなものなのです。

give & take ですね。
このようなことから
「勉強して、いい大学入って、いい会社に入る」
ということが、人生の幸せをつかむ王道パターンになっていたのです。
そして、学校の役割としても、時代に沿った適切なものだったわけですね。
時代錯誤の学校教育

しかし、現代は時代が変わりました。
IT革命が起きて、産業化社会から情報化社会になりました。
現在も今後も、大量の社会の兵隊は必要のない時代になったのです。
歯車的な仕事が、今後全てAIに奪われていくのは確実です。
「1億総中流社会」のように、平均的な人間が大量に必要で、みんなが同じような物質的豊かさを追い求める時代は終わったわけです。
これからの時代は、同質化した平均的な人は、活躍の場を失って苦しくなっていきます。
逆に、産業化社会では日の目を見ることがなかった個性こそが、重要になってくるのは誰の目にも明らかです。
それにも拘らず、学校では依然として同質化する教育が続けられています。
みんなと同じことをすることが、正しい
ということが、100年前と変わらず続いているのです。
例えば、授業では
一人の教師が黒板に書いて、30~40人の生徒が書き写して終了
ということが普通に行われています。
これは、平均的な生徒に対する授業でしかありません。

できる生徒に対しても、できない生徒に対しても、平均に合わせさせることが目的になってしまっています。
また、基本的に学校教育は、苦手を克服する教育です。
才能を伸ばすことをせず、平均的な人間を育成しようとしています。
それに、やたらと暗記学習が多いですよね。
今の時代、正確に暗記していなくてもインターネットで検索してしまえば終わりなんですけどね。
まあ、この辺りは細かい話ではありますが。
要するに
社会ではこれから必要なくなる定型化した平均的な人間を、未だに学校ではせっせと量産している
ということなのです。
嘘ばかりの教育内容

日本の教育には、時代遅れの教育が行われている以上のさらに大きな問題があります。
それは
日本の学校教育は、嘘まみれ
ということです。
教師自身も、嘘と知らずに教えている可能性も高いのです。
特に日本の歴史なんかは、酷いの極みです。
これは戦争に日本が負けて、GHQに占領されていた時に日本の教育を壊されて、捻じ曲げられたことによります。
日本の歴史を捻じ曲げられ、日本の精神を壊されたのです。
もちろん、日本が二度と歯向かわないようにです。
その結果、大東亜戦争・明治維新・江戸時代などだけでなく、さらに前の縄文時代や日本の起源などあらゆる時代についても、正しい教育がされなくなってしまいました。
総じて
日本は文明が遅れていて、世界中を侵略したダメな国
という教育をされ、頭に刷り込まれていったわけです。
そして日本人は、世界で類を見ないほどに自虐史観を持った民族になってしまったのです。
学校教育の弊害

そのような時代錯誤で嘘まみれの教育が続いていることによって、大きな悪影響が出ています。
それが
・思考停止
・他責思考
・自尊心の欠如
です。
当たり前と言えば、当たり前ですよね。
・個性を消して、周りと同じようになることを求められる。
・言われたことを失敗せず、成し遂げることが評価される。
・自分たち日本人は、最低な人間だと教えられる。
という環境で、ずっと教育を受けているわけですから。
子供の頃に、自分で考えることをやめさせ、個性を消すことを徹底的に教えられるのです。
大人になって急に、「多様性」だの「個性が大切」だの言われても、意味不明ですよね。
そして脱個性を成し遂げて、思考停止・他責思考を手に入れた後は、「同調圧力」を振りかざすようになります。
それも、日本人による反日の同調圧力です。
最悪です。
今の世の中の思考停止・他責思考・同調圧力に関して、学校の責任は非常に重いと言わざるを得ません。
しかし、学校教育の責任は学校にのみあるわけではありません。
当然ながら、国にも責任があります。
そして、親にも大きな責任があります。
要は、大人全員の責任です。
学校教育に求めるべきもの

これからの時代に合った学校教育として
・プログラミング学習
・教育のIOT改革
・英語の早期教育
などが言われたりしますが、これらも的がずれています。
子どもたちにとっては、現代ですら時代遅れなのです。
今の子どもたちが大人になるときには、時代はさらに変わっています。
そしてその時代を作るのは、今の子どもたちなのです。
つまり
子どもたちの将来に役立つものが何か、大人にはわからない
ということです。
子どもたちは、自分の手で時代を切り開いていかなくてはなりません。
そのために必要なのは、大人が自分の価値観を押し付けることではありませんよね。
子どもたちに必要なのは
・考える力
・創造する力
・適応する力
・失敗の経験
などです。
挑戦と失敗を繰り返しながら、経験を得て学んで成長することこそが、子どもたちには必要なのです。
そして、大人が出来ることは、そのような機会を子どもに提供することだけではないでしょうか。

子どもにチャンスを与えて、見守る。
そして、必要な時だけ、そっと手助けをする。
今後求められる教育は、そのような教育だと思います。
そして、当然ながら嘘ではなく正しい歴史などを教えることは、必要不可欠です。
まとめ

・現代の学校教育は、時代遅れ
・同質化させることで、思考停止・他責思考・同調圧力を蔓延させている
・GHQによって作られた嘘の教育が続いている
・学校だけでなく、大人全員の責任
・子どもたちが、挑戦と失敗を繰り返しながら成長できるようにするべき
学校が変わるとしたら、まず国の方針が変わらなくてはいけません。
高齢者を優遇して、子どもをないがしろにしている現状では、まず難しいでしょうね。
でも、少なくとも親は自分の子どもに適切な教育をすることが可能です。
ぜひ親の皆さんは、ステレオタイプの教育を妄信せずに、子どものためになる教育をしてあげてください。
親が思考停止だと、子どもも思考停止になってしまいます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。