今回は、投資の話です。
結論から言うと
1日でも早く、投資をはじめましょう
です。
もちろん全ての人が投資をするべきだというわけではありませんが、少なくとも40代くらいまでの人は、ほとんどの人が投資をするべきです。
それ以上の人は、保有資産などの状況によりけりかな、というところですね。
最近は以前に比べると、かなり多くの人が投資をするようになってきていますが、それでも投資に対して否定的な人もまだまだ多いですよね。
・投資は危険なギャンブルだから、手を出しちゃいけない
・お金を楽して稼ぐのは、恥ずかしいこと
・お金は汗水たらして稼ぐからこそ、価値がある
・お金を求めるのは、卑しいこと
というような間違った常識を持っている人が、まだまだいるのです。
はい、まずは常識を疑いましょう。
そして、理に適っていない意味のない常識は、さっさと捨てましょう。
害でしかありません。
このような間違った常識に縛られていることは、マネーリテラシーの低さを露呈しているだけで、むしろお金に縛られていることの表れです。
日本人は、世界的に見てもマネーリテラシーが非常に低いです。
お金のことは、学校では教えてくれませんからね。
何より、大半の親や教師をはじめとした大人は、間違ったお金の常識しか持っていません。
子どもは、その間違った常識を引き継いでしまうわけですから、当然またマネーリテラシーの低い大人になるわけです。
この負の連鎖を断ち切るためには、大人が間違った常識を捨てて、正しいマネーリテラシーを得なくてはなりません。
投資は、マネーリテラシーの向上にも非常に役立ちます。
では、「投資をした方が良い理由」や「お金とは何なのか」などについて、説明していきます。
既存の常識にとらわれず、自分の頭で考えながら読んで頂けると、嬉しいです。
お金は自由の土台

私たちは、貨幣社会の中で生きています。
このことは、日本に限らず世界中で同じですよね。
お金がないと、何も買えませんし、何もできません。
お金がないと幸せになれないというわけではないでしょうが、生きていく上でお金は必要不可欠な道具であることは、間違いない事実です。
当然、お金にきれいも汚いもありません。
では必要不可欠な道具であるお金を持ってなかったり、持っていたとしても少ししかなければ、どうなるかと言えば
・欲しいものが手に入らない
・やりたいことができない
・よりお金を獲得するために、労働しなくてはならない
というようなことになりますよね。
お金が足りなければ、様々なことに制約を受けてしまうのです。
つまり、貨幣社会で生きるということは
お金に縛られて生きている
ということなのです。
逆に言えば、お金があればあるほど制約は少なくなっていきます。
つまり
お金があるほど、自由になれる
ということですね。
必ずしもお金があれば幸せになれるわけではありませんし、お金が少ししかなくても幸せに過ごしている人もいます。
しかし、「お金は自由な人生を送るための土台」であることは、紛れもない事実なのです。
例えば
・嫌な人間関係を我慢して仕事をする
・自分のやりたいことを諦めて、違う仕事をする
・自分の信念に反する仕事をする
このような人は多いのではないでしょうか。
むしろ仕事である以上は、このようなことは当たり前だと考えている人が大半かもしれませんね。
しかし、お金の心配がなければ、自分のやりたくない仕事はしなくても済みます。
つまるところ
お金を得るために、自分の人生を犠牲にしている
ということに他ならないのです。
生きていくための道具を手に入れるために、人生を犠牲にするなんて、めちゃくちゃだと思いませんか?
本末転倒もいいところです。
お金は生きていく上で必要不可欠な道具であり、自由の土台です。
お金を求めることは、自由を求めることと同義なのです。
ですから
・多くのお金を得ようとする
・少しでも効率的にお金を得ようとする
というようなことは、何も問題ありませんし、恥ずかしいことでもありません。
お金に対して、間違った常識や価値観を持っている人は、まずはこのことを理解しなくてはなりません。
お金を得るには二つの方法しかない

自由になるために、お金を得たいわけですが、お金を得るための方法は大きく分けて2つしか存在しません。
それが
・人的資本を労働市場に投資する
・金融資本を金融市場に投資する
の2つです。
もう少しわかりやすく言うと
・自分が労働して、お金を得る
・お金を働かせて、お金を得る
ということです。
自分が労働してお金を得るには、どうしても自分の時間を使う必要があります。
しかし自分の時間は有限ですから、どれだけ頑張っても限界が来ます。
さらに言えば、お金を得るために労働する時間を多くするということは、それこそお金のために人生の自由を捨てていることに他なりません。
自由を得るために、自由を捨てているわけです。
それに対して、お金を働かせることには、自分の時間は必要ありませんよね。
自分の時間を使わずに、お金が勝手に働いて稼いできてくれるのです。
それが、いわゆる「投資」です。
誤解しないでいただきたいのは、労働自体を否定しているわけではありません。
そもそも仕事というのは、お金を得るためだけのものではありません。
・自己実現
・アイデンティティー
・社会貢献
など、仕事を通して得られるものは、たくさんあります。
ただしお金のことに関して言えば、労働のみのシングルエンジンよりも、労働と投資のダブルエンジンにした方が多くのお金を得られるのは明白です。
結果として、自由に近づくスピードは速くなりますよね。
「お金のために自分が労働する」というお金の奴隷になるのではなく、「自分のためにお金を働かせる」というお金を奴隷にすることこそが、投資の本質です。
そして投資を始めるということは、自由な人生に向けての扉を開くことなのです。
もちろん投資をすることは、お金を失ってしまうリスクも存在します。
過去の歴史を見れば、15年以上の長期投資を行うとマイナスになることはありませんが、それでも未来はわかりません。
そのようなリスクに対して
「リスクを取るべきじゃない。堅実に働くことが大切だ。」
というようなことを言う人がいますが、完全にお金の奴隷です。
このような人たちは、「お金を失うリスクを取らないけれど、自分の人生の時間を失うことは構わない」と言っているわけです。
リスクを取った分だけ、リターンを得られる可能性が発生します。
リスクをゼロにすることは、不可能なのです。
時間を失うリスクを減らすために、お金を失うリスクを背負ってリターンを目指すことは、非常に合理的なリスクの取り方ではないでしょうか。
社会の変化

自由を得るためだけでなく、これからの時代は投資をしないと生活自体がジリ貧になってしまう可能性が高いという現実もあります。
少子高齢化・長寿化や、平成からの長期のデフレによって、社会構造は以前に比べて大きく変化しました。
・長寿化による、人生での必要なお金の増加
・終身雇用制度の崩壊
・給与や退職金の減少
・税金や社会保険料の増加
・銀行預金の金利は、ほぼ0
などですね。
要するに
・年々、収入は減り、支出は増える
・国や会社は、個人を守ってくれない
という時代に突入しているのです。
残念ながら、この現状はそうそう変わりません。
ですから、自分で自分を守る自助努力をするしかないのです。
老後を送るための資産形成をするなど、国や会社に頼らなくても、やっていけるようにしなくてはならないわけです。
そのために、投資は必要不可欠とも言える手段です。
しかし、このように社会全体としては厳しい状況になってきていますが、実は個人としては非常に良い時代になっているという面もあります。
それは
・起業などがしやすくなり、個人の力を発揮しやすい
・かつてないほど、個人の投資環境が恵まれている
ということです。
つまり、個人で勝負しやすくなっているのです。
以前は、起業して一度でも失敗したら人生が終わってしまい、投資はお金持ちだけが行うもので一般庶民には手を出せないものでした。
しかし、インターネットの普及により、誰でもローリスクで起業が可能になりました。
ネット証券の普及によって、誰もが世界中の優良な投資対象に安い手数料で少額から、投資ができるようになりました。
国もiDeCoやNISAという制度を作り、投資を税制的に優遇しています。
つまり現在は
ピンチではある反面、非常にチャンスがある時代
と言えるのです。
時代が変われば、社会は変化しますから、当然個人がとるべき対応も変わります。
古い時代の常識は、その時代に合ったものであり、現代には通用しません。
普遍的な真理は別として、時代に合わず役に立たない古い常識に縛られて思考停止になるのではなく、いらないものはさっさと捨てて、考えて必要なものを取り入れましょう。
投資をしない方が良い人

ほとんどの人にとって、投資はした方が良いものですが、投資をしない方が良い人もいます。
それは
リスク許容度が、極端に低い人
です。
投資の鉄則として
リスク許容度の範囲内での投資
を絶対に守らなくてはなりません。
リスク許容度を簡単に言うと、「どのくらいの損失が出ても、生活面や精神的に問題なく耐えられるか」という度合いのことです。
15年以上の長期投資であれば、歴史的にはマイナスになったことはありませんが、それでもやはり投資にはリスクも存在します。
というよりは、一時的に大きな損失を受けてしまうことは、必ずあります。
しかし、そのような時もリスク許容度の範囲内であれば、動じず冷静に株価などが回復するまで待つことができますよね。
しかし、リスク許容度が極端に低い人は、そういうわけにはいきません。
取り返せないダメージを受けて、再起不能なんてこともあり得ます。
典型的な例が
・退職金でまとまったお金を手に入れた
・老後生活は年金だけでは不安
・投資は未経験
このような人たちです。
十分な資産を持っている人は別ですが、資産はなく老後の生活は退職金と年金で成り立たせなくてはならない人たちは、本当に危険です。
このような人たちは、投資経験もなくマネーリテラシーも低いことがほとんどですね。
相場も理解せずに、現実的にあり得ないようなリターンを望んでしまいがちです。
マネーリテラシーが低い人がいきなり退職金という大金を手に入れて、老後のお金に不安を持っているために投資に意欲的なのです。
結果は火を見るより明らかですよね。
ねぎを背負ったカモです。
詐欺に引っかかってしまうか、合法的詐欺のような手数料ばかり奪われる投資商品をどんどん買わされるようなことになってしまうのがオチです。
そしてなけなしの退職金は、みるみるうちに減ってしまいます・・・
そもそも、このような人たちは、退職金を失うわけにはいかない状況です。
失ってしまったら、年齢的にも挽回はとても困難です。
つまり、リスク許容度は非常に低いのです。
リスク許容度は、様々な要因によって変わりますが、一般的には若い方が高い傾向にあります。
若ければ、いくらでも挽回の時間がありますからね。
つまり
可能な限り若いうちから、投資をスタートする
というのが、何よりも重要です。
一日も早く、投資をはじめましょう!!
最後に一つ付け加えると
・自己責任で投資ができない人
・周りに流されてしまう人
は投資をするべきでないのは、言うまでもありません。
思考停止して、何事も他人のせいにするような人は、投資をしても成果を出せることはありません。
まとめ

・お金は必要不可欠なもので、自由の土台
・お金を得るには、自分が労働するか、お金を働かせるしかない
・お金を働かせることで、自由へ近づける
・社会の変化により、投資は必要になったと言える
・投資や企業など、個人にとってはチャンスに溢れた時代
・リスク許容度の極端に低い人は、投資をするべきでない
お金は、単なる道具であり手段であって、決して目的ではありません。
そのことをわかっている人は、可能な限り効率的に自分の時間を使わずに、お金を得ることを考えます。
そうすると、お金に働かせるという選択肢を外すことはできません。
投資などを否定して、「お金を求めるのは卑しいこと」「お金を楽して稼いではいけない」などと精神論を叫ぶ人は、お金に縛られているお金の奴隷です。
大切なのは、「お金をどのようにして得るか」ではありません。
本当に大切なのは
豊かな人生にするために、お金をどのように使うか
です。
日本人のお金に対する常識は、非常に偏見に満ちた非合理的なものです。
言ってみれば、洗脳されているわけです。
これも、思考停止と同調圧力の賜物です。
高額納税者が批判される考えられないような国ですからね。
世の中は同調圧力まみれで、くだらない常識が蔓延しています。
一つ一つ常識を疑って、自分の頭で考えることが重要です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。