社会

サル痘も茶番!?

サル痘も茶番!?

今回は、サル痘についてです。

 

WHOは、2022年7月23日にサル痘について緊急事態宣言を出しました。

WHOは現在、新型コロナとポリオに対して緊急事態宣言を出していて、サル痘で3つ目の緊急事態宣言になります。

WHOの発表によれば5月下旬には世界において550人以上のサル痘感染者が確認され、6月下旬には3000人を超えたそうです。

そして7月下旬には75の国と地域で1万6000人以上の感染者になり、5人が死亡したということです。

 

日本においても、25日に厚生労働省が日本で初のサル痘感染者が確認されたと発表がありました。

日本においては、これまで一度もサル痘感染者が確認されたことはありませんでした。

 

このような情報を見ると、とんでもないウイルスが蔓延し始めて大変なことになったと感じる人も多いのではないでしょうか。

しかし、このような時はまずしっかり情報を集めて精査しなくてはなりません。

恐れるにしても闇雲に恐れるのではなく、適切に恐れることが重要です。

 

サル痘とは

サル痘とは、サル痘ウイルスが原因となって起こる感染症です。

サル痘ウイルスは、オルソポックスウイルス属に属するウイルスで、昔人類を恐怖のどん底に落とした天然痘ウイルスもオルソポックスウイルス属です。

言ってみれば、サル痘ウイルスと天然痘ウイルスは大元は同じ兄弟のようなものです。

 

そのように聞くと、サル痘ウイルスは非常に恐ろしいウイルスのように思えるかもしれませんが、そんなことはないので慌てないで下さい。

サル痘ウイルスは1958年に猿から発見されましたが、宿主はリスやネズミなどのげっ歯類と言われています。

主に西アフリカで見られる感染症で、1970年に人間への感染が初めて確認されました。

西アフリカでは、割と普通の感染症の一つだということです。

 

サル痘ウイルスの特徴は以下の通りです。

・感染症法の分類では4類

・DNAウイルス(変異しにくい)

・致死率は1%程度の弱毒性と、数%~10%程度の強毒性がある

・現在までに先進国で死者が出たことはない

・人から人への感染は少ない

・飛沫感染することもあるが、感染力は低く稀

・感染は基本的に接触感染

致死率が1~10%程度ではありますが、これは医療レベルや公衆衛生レベルの低いアフリカでのことであり、先進国ではサル痘で亡くなった人はいません。

そのような意味で考えると、毒性は低いウイルスと考えて差し支えないと思います。

現在世界で感染拡大しているとされているサル痘ウイルスは、強毒性の方ではなく弱毒性の方です。

 

サル痘の治療法

サル痘への治療は基本的にはなく、自然治癒します。

症状は天然痘によく似ていて

1.潜伏期間は7~14日程度(最長21日)

2.発熱、頭痛、リンパの腫れ、筋肉痛、だるさなど風邪様症状が出る

3.発疹ができ、水泡になる。(顔→全身に広がる)

4.水泡が膿んで、10日程度でかさぶたになり消失していく

という経過をたどります。

発症してから3~4週間程度で治癒します。

 

基本的には自然治癒ですが、生ワクチンである天然痘ワクチン(種痘)が有効とされていて、85%の発症予防効果があるとされています。

但し、天然痘は1980年にWHOが根絶宣言をしているもので、人類が唯一撲滅したウイルスですから、日本での天然痘ワクチンの接種は1976年になくなっています。

そのため、1975年以降生まれの人は天然痘ワクチンを接種していないということになります。

その人たちは天然痘やサル痘に対する免疫を持っていないということですね。

 

ただし、天然痘ワクチンはテロに備えて世界各国が備蓄していますから、増産をすれば誰もがうてるようにはなります。

また、日本の天然痘ワクチンは非常に優秀とされているそうです。

 

天然痘について

天然痘についても少し触れます。

天然痘は人類が唯一撲滅したウイルスです。

サル痘と同じオルソポックルウイルス属で、症状などもサル痘と似ていて高熱と小水疱などです。

しかし、サル痘と違い20~50%という非常に高い致死率の恐怖のウイルスです。

 

天然痘を人類が撲滅できた理由として、いくつもの特殊な要因が重なったことがあります。

それは

・天然痘ウイルスは、6000年以上変異していない

・感染したら必ず発症する(無症候キャリアがいない)ため、隔離が容易

・発症しないとうつらない(瘡蓋や皮膚の欠片を吸う、触るで移る)

・人にのみ感染し、動物には感染しなくなった

・生ワクチン1回(もしくは2回)で終生免疫獲得できると言われている

・ワクチンを常温で保存できる

などです。

 

幸運とも言える要因が重なった結果、ワクチンで天然痘を撲滅できたということのようです。

但し、天然痘ウイルスはアメリカとソ連は保有しています。

ソ連の天然痘ウイルスを現ロシアやウクライナが保有している可能性は十分あります。

そのため、それによるテロに備えて世界各国は天然痘ウイルスを備蓄しているということです。

 

まとめ

まとめ

・WHOはサル痘について緊急事態宣言を出した

・日本でも初のサル痘感染者が確認された

・サル痘による死者は、先進国ではこれまでいない

・サル痘の治療は基本自然治癒であり、種痘で対応もできる

基本的な情報を説明しましたが、そもそもサル痘の感染拡大の真偽すら怪しいかもしれません。

人から人への感染はしにくいのに、急激に感染拡大しているのも不自然です。

 

考えられることとしては

・ヒトヒト感染するように変異した

・コロナワクチンによって人々の免疫が低下している

・新型コロナと同様、プランデミック

といったところでしょうか。

 

現段階ではプランデミックの可能性が最も高いのではないかと個人的に考えていますが、まだ断定するには情報が足りていません。

 

大切なのは、様々な情報を手にして多角的に考えることではないかと思います。

ある程度自分の考えが固まっても、それを100%信じるのではなく、どこかで疑いながら様々な可能性を考慮しましょう。

 

ワクチンも急いでうつ必要もありません。

最も基本的で効果的な感染対策である「免疫力を高く保つ」ということを徹底してください。

免疫力が高く保たれていることこそが、最も重要なことです。

基本的な感染対策は、マスクやアルコール消毒ではありません。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。