今回は、「メディアは何のために存在しているか」ということについてです。
結論としては
・メディアは視聴者のためのものではない
・メディアはスポンサーの利益のための報道をする
・メディアは大衆洗脳装置
です。
インターネットが普及して様々な媒体から情報を得られる時代になりましたが、その中でも大きな影響力を持つのは、やはりテレビや新聞といったマスメディアです。
日本人は特にテレビの情報を盲信する傾向が強いと言われています。
国にもよりますが、テレビを信用していると答える割合は概ね以下のようになります。
欧米諸国 約3割
日本 約7割
台湾に至っては約2割と言われています。
とにかく日本は、テレビなどのメディアへの信用度が世界的に見ても高い国だということです。
では、テレビなどを信じることが良いことなのかといえば、もちろん答えはNOです。
全面的にテレビなどを否定するわけではありませんが、基本的に言えばテレビなどは真実を報道する機関ではありません。
真実を知るために情報を得るとするのであれば、真実を報道しない機関を信じることが間違いなのは明らかです。
ではテレビなどメディアの仕組みや真実を報道しない理由などについて説明していきます。
メディアの仕組み

まずメディアの仕組みを理解する必要があります。
メディアが何のために存在していて、誰のための報道をしているかということです。
その答えはもちろん
真実を報道するために存在し、国民(視聴者)のための報道をしている
ではありません。
利益のために存在し、スポンサーのための報道をしている
です。
このことを認識していない人が、少なからずいます。
テレビ局などは、営利組織です。
営利組織である以上、利益を得ることが目的です。
そして、テレビ局などに利益をもたらしてくれるのは視聴者ではなくスポンサーです。
ですから、自分たちがスポンサーから利益を得るために、スポンサーにとって利益になるような報道をするのです。
報道内容が真実では無くても関係ありません。

メディアとスポンサーは、win-winの蜜月の関係だということです。
また、本来営利組織ではないNHKもこのような構造であることは、テレビにおいての最大の問題点です。
国民から受信料を徴収しておいて、嘘まみれの報道をしているのです。
そして、その報道は常に一方通行で徹底的な刷り込みが続きます。
そもそもメディアの構造を理解して、嘘を平気でつくことを理解していない限り、ほとんどの人が騙されてしまうと思います。
ですから、北欧の国などでは義務教育で「メディアは嘘をつくこともあるから騙されないようにしなくてはならない」という教育も行われています。
世界の人たちは、メディアが真実を伝える機関ではないことを理解している人が少なくないのです。
テレビへの信用度を見てもわかりますね。
しかし日本人は、多数派の人たちがテレビを信用しています。
日本人の流されやすく考えないところが出てしまっていますね。
但し、逆に言えば日本人は正直で実直で素直だとも言えます。
長所と短所は裏返しです。
日本人は、支配する側が善人の場合には国民性が良い方向に働きますが、善人ではない場合には悪い方向に働いてしまいますね。
ネットもテレビと変わらない

テレビなどからの情報が信用に値しないのであれば、ネットやSNSから情報を得ればいいかというと、そうでもありません。
ネット上には膨大な情報があり、しかも双方向の情報交換も可能です。
誰もが発信できて、誰もが様々な情報を得られるため、正しい情報も得られそうな気がします。
実際に、テレビなどに比べると玉石混交ではあるものの、利権がらみではない正しい情報も多々あるのは間違いありません。
そのため、徐々にではありますが、テレビなどの既存の媒体からネットへ人々は移行していっています。
そのうちリアルでの生活や人間関係よりも、メタバースなどネット内でのほうがメインになるかもしれませんね。
今もどんどんその方向に進んでいます。
これは、非常に危険でもあります。
ネット上では、今でも言論統制などは日常的に行われています。
そして今後は、それがさらに加速するでしょう。
技術さえあれば、いくらでも言論封鎖や言論弾圧が出来てしまうのがネットです。
しかも、リアルの取り締まりと違い、ネット上では気づかないうちに粛々と進められることもあります。
要するに、気付かないうちに思考をコントロールされていることが考えられるわけです。
ワクチンや温暖化やロシア問題についてYouTubeなどで発信すると、どんどんバンされていますしね。
最終的には、ネット上に情報が集約すればするほど、統治側としたら簡単に言論統制や情報操作がしやすいということです。
そして更に恐ろしいのは、そのネット上の情報操作をしているのが、国家ではなく民間企業だということです。
トランプ大統領のTwitterが永久バンされた事件などは、象徴的です。
世界最大の経済・軍事大国の大統領の言論を民間企業が封殺したわけです。
とんでもない事件です。
ネット上に情報が集まり続けるということは、そのプラットフォームを提供している民間人によって、世界の情報が操作されるということにもなるわけです。
もちろん、正確には民間企業というよりも、そのさらに裏にいる人たちです。
思考力が必要不可欠

テレビなどもネットもダメなのであれば
じゃあ、一体何を信じればいいんだ
という声が聞こえてきそうです。
しかし、そもそも
何かを信じる
ということ自体が問題なのではないかと思います。
大切なのは、何かを信じることではなく
自分の頭で考えて結論を自分で出すこと
です。
どのような結論になるにせよ、自分自身で調べて考えて判断して結論を出すのです。
その際に
・論理的整合性
・情報発信側の意図
・自分にとっての優先順位
などを見極める必要があります。
つまりは、「思考力」こそが必要不可欠であり、最重要な力だということです。
これからの時代は、思考力を持つことが長所というよりも、持っていないと致命的といった方が適切だと思います。
まとめ

・テレビなどのメディアは洗脳装置
・ネットやSNSなども、根本的にはテレビなどと同じ
・思考力こそが最重要
情報化社会というのは、自由になっているようで、実は超監視社会とも言えます。
そしてそれは、今現在もどんどん強まってしまっています。
統治される側の私たちが何かを考える時には、統治する側の視点でも物事を考えてみると、視野が広がると思います。
「調べたり考えたりしてもわからない」ではなく、わかるまで調べて考えるのです。
思考停止は、今の社会だけでなく未来も壊しかねません。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。