今回は、生活習慣病についてです。
結論としては
・生活習慣病は、慢性的刺激が身体の自己治癒力を超えた場合おこる
・生活習慣病と診断された人でも、かなりの割合で病気ではない
・現状の生活習慣病に対する治療の大部分は、根本的解決にならない
となります。
厚生労働省によると、生活習慣病とは
食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群
と定義されています。
簡単に言えば
良くない生活習慣によって、引き起こされる病気
ということですね。
以前は加齢と共に発症・進行すると考えられていたため、「成人病」と呼ばれていました。
しかし、生活習慣によって若いうちからでも発症することがわかり、最近は「生活習慣病」と呼ばれています。
生活習慣病とされている代表的なものとしては
・高血圧症
・糖尿病
・高脂血症(脂質異常症)
・心臓病(心筋梗塞・狭心症など)
・脳卒中(脳梗塞・脳出血)
・がん
・高尿酸血症
・肥満
・歯周病
などです。
ここまでは、一般的に言われている常識ですね。
しかし、現在の生活習慣病に対する医療は、間違っているものが数多くあります。
そもそも、例えば「高血圧なので治療が必要です。」というように生活習慣病と診断された場合も、病的状態ではない確率がかなり高いのです。
要は、間違った医療が行われている、ということです。
だからこそ
生活習慣病は治らないから、一生薬を飲み続ける
ということになってしまうのです。
この記事では、このような生活習慣病の真実や闇について説明していきます。
また、病気を理解するには、「病気ではない正常な状態」を理解する必要があります。
正常な状態を逸脱してしまった状態が、病的な状態ですからね。
ですから、人間の身体の正常な反応などについても、説明していきます。
身体は常にベストな反応をする

まず前提として、人間には自己治癒力が備わっています。
何かしらの攻撃を受けたときに、身体自身が抵抗して、自ら治そうとする力です。
代表的なものとしては、「免疫機能」「修復機能」などがそうですね。
免疫機能
ウイルスや細菌の感染が起こったとき、免疫機能が発現してウイルスや細菌を排除しようとする
修復機能
ケガなどで組織が損傷したとき、修復機能が発現して組織を元に戻そうとする
というものです。
他には、「症状」というのも自己治癒反応です。
例えば、風邪をひいた時の咳・くしゃみ・発熱・下痢などは
咳・くしゃみ・下痢
ウイルスなどを体外に出そうとする反応
発熱
ウイルスを倒すために、免疫を活性化させるための反応
という反応です。
身体が自分で治そうとする反応なのですから、咳止めや熱さましや鼻水止めの薬を飲んで症状を抑えるのは、自己治癒反応を邪魔することに他なりません。

つまり、人間の身体は何かしらの攻撃(刺激)を受けてダメージを受けた際には、その状況を脱して正常な状態に戻ろうとベストな反応をするのです。
身体は常に、自己治癒反応という最善策を行ってくれているというわけです。

こんなイメージですね。
慢性的刺激が続くと・・・

しかし、人間の身体の自己治癒反応は、無限に対応できるわけではありません。
当然ですが、限界を超えてしまえば身体を正常な状態に戻すことができなくなってしまいます。
その限界を超えてしまうダメージを大きく分けると
・単発でも、大きすぎるダメージ
・単発は小さくても、長く慢性的(継続的)なダメージ
となります。
単発でも大きすぎるダメージは、想像つきやすいですよね。
例えば、車に轢かれるとかです。
大きすぎるダメージでは、自己治癒力をもってしても、どうしようもない場合も当然あります。
また、単発のダメージは小さくても、それが長い間慢性的であればダメージは大きくなっていきます。
ダメージは積もり重なっていき、いつかは自己治癒力で回復する限界を超えてしまいます。
そうなれば、もちろん正常な状態に戻ることはできなくなりますよね。
生活習慣病は、こちらに該当します。

生活習慣病における「小さくても長く慢性的なダメージ」というのは、当然ながら生活習慣です。
・食事
・運動
・睡眠
・ストレス
・喫煙
・飲酒
などですよね。
では、なぜこれらがダメージになってしまうかと言えば
人類のDNAが、現代のライフスタイルに順応できていないから
ということです。
人類のライフスタイルは、産業革命によって最近100~200年の間に劇的に変わりました。
人類の歴史から見れば、ほんのわずかな時間で劇的に変わったのです。
ゆっくりと変化している人類のDNAは、この劇的な変化に対応できないのです。
変化が早すぎるわけですね。
ですから、現代の一般的なライフスタイルが、人間の身体にとってのダメージになってしまうわけです。
糖質なんかはいい例ですね。
慢性的なダメージによって
・自己治癒力が衰える(過労死のようなイメージ)
・自己治癒反応が強く出過ぎて、それ自体が身体に害になる(自己免疫疾患など)
ということも起こります。
標準治療は対症療法に過ぎない

このようにして生じる生活習慣病ですが
現代はその分、医療も劇的に発達してるから問題ない
と思う人もいるかもしれません。
しかし、残念ながらそうではないのです。

このような悪い流れを断ち切るためには、どこに対してアプローチすればいいかと言えば
・身体への攻撃を無くす(減らす)
・自己治癒力を高める(保つ)
というのが、当然ながら正解です。
しかし、現在の生活習慣病などの慢性疾患に対する標準治療は
身体の自己治癒反応を抑える
ということが主流です。
意味不明に思えるかもしれませんが、風邪の時に症状を抑える薬を飲んだり、血圧を抑えるために降圧剤を飲むようなことです。
例えば、血圧が高い場合は、血圧を下げる薬を飲み続けますよね。
本来的には、血圧を下げたいのであれば、その原因(ダメージ)を取り除かなくてはなりません。
それなのに、身体の自己治癒反応の「血圧上昇」を薬で抑えているのです。
(そもそも血圧を下げる必要があるかすら、怪しいですが。)
このような対症療法が、生活習慣病の標準治療なのです。
治るわけがありませんよね。
そして、根本的解決を目指せないからやむを得なくそのようなことをしているのかと言えば、そんなことはありません。
しっかり根本的解決をすることだって、可能な場合が多いのです。
医療は間違いだらけなのです。
病気はつくられる

医療は間違ったことをしているだけでなく、悪質極まりない行為もしています。
それは
医療界が病気を作っている
ということです。
高血圧などが最たる例です。
現在の高血圧の基準値は上が140mmHgです。
140以上で高血圧という病気に認定されるわけです。
しかし、元々高血圧の基準値はもともと180でした。
それを何の根拠もなく、どんどん引き下げていったのです。
このように、基準値を下げてしまえば高血圧患者は爆増します。
何も問題なく生活をしていて何も変わっていないにも拘らず、基準値が変わったため急に高血圧患者になって、薬を飲み続けることになるわけです。
(高血圧について詳しくは、別の記事で説明します。)
検診も同様です。
何かの基準値に異常があれば、病気とされて治療が始まります。
しかし、本当に治療が必要な場合ばかりではありません。
高血圧のように、何の根拠もなく基準値が決められている場合だって多々あるのです。
つまり、医者が病気と診断するから病気になっているだけで、実際には何の問題もないようなことは、非常に多いのです。
このように、医療界が病気を作って莫大な利益を得ているという現実すらあるわけです。
まとめ

・体は常に自己治癒反応というベストな反応をする
・生活習慣病は、慢性的刺激が身体の自己治癒力を超えた場合おこる
・但し、生活習慣病と診断された人でも、かなりの割合で病気ではない
・現状の生活習慣病に対する治療の大部分は、根本的解決にならない
生活習慣病は治らない
というのが常識ですが、決して全ての場合で当てはまるわけではありません。
少なくとも、コントロールして薬を飲まなくても生活できるようになることは、可能な場合が多くあります。
もちろん、そのために重要なのは生活習慣の改善です。
しかし、標準的な治療を受けて薬を飲み続けていても、決して治ることはありません。
常識も医療も、間違っていることばかりなのです。
身体に対して医療の鉄則は
最悪でも自己治癒力を阻害しない
というものであるべきです。
できれば、自己治癒力を上げたいところですよね。
しかし、そんな当たり前のことすら、医療では行われていないどころか、意識すらされていないのです。
常識を疑って、自分で様々な情報を得て取捨選択し、自分の頭で考えて判断しましょう。
間違った常識に従っても、良いことなんて一つもありません。
思考停止は未来を壊すだけです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
今後、生活習慣病のそれぞれについても、説明する記事を書く予定です。