健康・医療

歯の詰め物がダメになる理由

歯の詰め物がダメになる理由

今回は、「歯の詰め物」についてです。

 

結論としては

・全てのものに共通して言えることとして、劣化しないものはない

・「一生ものです」は詐欺

・天然の歯が最も優れた素材

となります。

 

多くの人は、歯医者で治療を受けて、歯に詰め物をしたことがありますよね。

詰め物の材質は

・金属(金歯や銀歯など)

・プラスチック

・セラミック

など、色々な種類があります。

 

しかし、どのような詰め物をしていたとしても

・詰め物が取れてしまう

・詰め物が割れたり欠けたりしてしまう

ということが起こります。

 

そのようなことが起こると、一大事のように感じるかもしれませんが、実は当たり前のように起こる普通のことです。

よくあることの一つです。

 

それでは、なぜ歯の詰め物がダメになるかなどについて説明していきます。

 

劣化しないものは存在しない

世の中に存在する全てのものは、劣化しないものは存在しません。

劣化スピードが遅いものはあったとしても、刺激をかけ続けて全く劣化しないものなど無いのです。

 

そして口の中の環境は、非常に過酷な環境です。

・様々な食べ物や飲み物が入ってくるので、酸などに毎日晒される

・食事で咬むことにより、毎日大きな圧力がかかる

・口の中は細菌だらけのため、常に大量の細菌に晒されている

というような環境です。

口の中よりも過酷な環境は他にはないのではないかと思えるほど、口の中は詰め物にとっては劣悪な環境なのです。

 

ですから、詰め物は

・欠ける、割れる

・変形する

・とれる

ということが当たり前のように起こります。

 

とれるというのは、接着剤が溶けてしまうということです。

歯の詰め物は、どれもはめているだけではありません。

接着剤でつけています。

当然ながら、接着剤も必ず劣化します。

接着剤が劣化して溶けていけば、詰め物はとれてしまうわけです。

 

ですから新たに虫歯などになったわけでなくても、詰め物自体の劣化や接着剤の劣化などにより、詰め物にトラブルが起こっても何の不思議でもないのです。

 

「一生もの」はウソ

このように歯の詰め物というのは、時間の経過とともにダメになるのが当たり前とも言えます。

材質によって、同じ状況だとしても劣化のスピードは異なりますが、劣化しないことはありません。

 

にも拘らず

セラミックをいれれば、一生ものですよ

というようなことを言う歯医者が多数います。

 

これは、ほとんど嘘であり、詐欺みたいなものです。

一生というのが、後どのくらいの年月なのかは人によりますから、結果として一生ものになることはあり得ます。

しかし一生もつかどうかは結果論であって、「(半)永久的に大丈夫」というニュアンスで「一生もの」というのは、ほとんど詐欺です。

 

さらには

セラミックいれれば、(半)永久的にもちますよ

という完全な嘘をつく歯医者も多数います。

クズ中のクズです。

 

とりあえず

・一生もの

・半永久的に

・永久的に

というような単語を使って、費用の高い材質を勧めてくる歯医者は、100%クズです。

お金のために平気でウソをつく詐欺師なので、近寄らないようにしましょう。

 

そもそも、多くの人が勘違いしていますが

費用の高い材質だからといって、長持ちするわけではない

という事実があります。

歯医者は、費用の高い自費の材質をいれたいため、このようなことは死んでも言いません。

 

材質というのは、メリットもデメリットもあります。

メリットしかない材質もなければ、デメリットしかない材質もありません。

材質だけでなく、治療方法に関しても同じことが言えます。

 

例えば、歯の詰め物によく使われる金属(銀歯)・プラスチック・セラミックを大まかに比較してみます。

ちなみに、この3つの中だとセラミックが保険の効かない費用が高い材質になります。

銀歯 プラスチック セラミック
強度 ×
劣化 ×
歯を削る量 ×
見た目 ×
費用 ×

(良い順に、〇→△→×としています。)

 

このように、どの材質がベストという話ではありません。

どの材質がベストなのかは、人によって異なります。

 

自分にとってのベストな材質を選ぶためには

自分にとっての優先順位を明確にする

ということです。

 

例えば、見た目を重視する分、費用や強度は妥協するならセラミックが適しています。

費用や強度を重視する分、見た目は妥協するなら銀歯が適しています。

何を重視するかは、人それぞれの価値観によるのです。

ただし、全ての材質を全ての歯に適用できるわけではありません。

状況によって、選べる材質が限られることはよくあります。

 

最高の材質は天然の歯

どのような材質にもメリット・デメリットがあり、ベストはないと言いましたが、ひとつだけベストな材質があります。

それが、天然の歯です。

自分の生体である歯ですね。

 

どんな詰め物を入れたとしても、しょせんそれは代替品でしかありません。

セラミックだろうが金だろうが、自分の天然の歯よりも優れた材質は存在しないのです。

 

虫歯になってしまい、自分の歯を削って詰め物になるということは、その時点で歯の能力は低下しているのと同義です。

そして詰め物や接着剤は必ず劣化するわけですから、その後トラブルが起こる可能性は、詰め物をしていない状況と比べて圧倒的に上がってしまいます。

 

歯に詰め物をするというのは、虫歯を放置したらさらに悪くなってしまうため、本来やらない方が良いことを仕方なくやっているのです。

虫歯になることで

詰め物をせざるを得ない状況

になってしまうわけです。

 

しかし詰め物をするよりも、天然の歯の方が圧倒的に優れています。

ですから、当たり前のことではありますが

虫歯にならないようにすることが、最も大切

ということです。

 

治療が必要な歯は詰め物をするしかありませんが、本来的には「どのような詰め物をするか」よりも「いかに虫歯にならないか」の方がはるかに重要なのです。

そして、虫歯にならないためには、歯磨きをしっかりすることが必須です。

 

まとめ

・歯の詰め物は、必ず劣化していく

・どの材質もメリットもデメリットもある

・「一生もの」「半永久的」などと言う歯医者は詐欺師

・最も優れているのは、天然の歯

 

治療というのは、受ける必要が無いのがベストなのは言うまでもありません。

「どのような医療を受けるか」ではなく、「いかに健康を維持するか」が大切なのです。

 

そして健康の維持は、日々の生活習慣にかかっています。

食事・運動・睡眠、そして口の中で言えば歯磨きです。

健康は1日にしてならずです。

 

歯もそうですが、一度失ってしまった健康な生体は、基本的に医療を受けたからといって戻ってきません。

失わないようにしましょう。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。