今回は、コロナ対策のゴールについてです。
新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいます。
世界の中で日本のワクチン接種は遅れていると言われていますが、それでも着実に進んできています。
個人的には、新型コロナウイルスのワクチンは
・メリットは、ほぼゼロ
・デメリットは不明
と基本的に考えていますので、ほとんどの人はうつべきではないと思います。

ただしワクチンをうちたい大人は、自分で判断してうてばいいと思います。
大人は自分で判断することが出来ますから、うちたい人はうてば良いですし、うちたくない人はうたなければ良いのです。
そもそもワクチン接種は個人の自由ですね。
しかし現在の日本の状況は、あまりに非合理的で思考停止の極みです。
その理由として
日本の新型コロナ騒動のゴールが設定されていない
ということです。
「どうなったらゴールなのか」ということに対して、何も設定さえせず、無意味な感染対策なるものを繰り返しているわけです。
そして国民は、思考停止の極みでひたすら怯えているわけです。
ゼロリスクは不可能

まず前提として、新型コロナウイルスが世の中から消滅して、ゼロリスクになるというゴールは設定しても無駄です。
これは、賛否などと言う次元の話ではなく、現実的にほぼ不可能ということです。
ウイルスのことを少しでも理解している人なら誰でも簡単にわかることですが、ウイルスを完全に消滅させることなど、人間の力では不可能なことなのです。
さらに言えば、ウイルスや細菌と人類は共存してきたからこそ、今の人類があります。
ウイルスや細菌を全否定するということは、人類を否定することに等しいとさえ言えます。
ですから、基本的にはウイルスとは「共存」するしかありません。
そのためのゴールを設定して、そこに進まなくてはいけないのです。
ゴールはどこ??

実際的なゴール設定は、新型コロナウイルスをどう評価しているのかによって、変わってきます。
大きく分けると
・新型コロナは、風邪レベルと考えている場合
・新型コロナは、恐ろしい感染症だと考えている場合
の二つです。
では、それぞれのゴールを考えてみましょう。
風邪レベルと考えている場合
この場合は、特別に何かをする必要はありません。
風邪レベルや風邪プラスアルファであれば、かかっても問題ないわけですからね。
むしろ、かかってしまって、自然に免疫を獲得するのがベストです。
ただし、その際に免疫力が大きく下がってしまっている場合は、風邪だとしても重症化したり命を落とす可能性もあります。
高齢者が風邪やインフルエンザで肺炎に移行して亡くなるのは、免疫力が低下しているからです。
高齢者や基礎疾患がある人は免疫力が低下していますから、命を落とす可能性が高いのは、当たり前なのです。
別にコロナに限った話ではありません。
そのため、自粛やマスクなどの免疫力を下げる行動をせず、高い免疫力を保つように生活することが大切です。
普段から当たり前のように、やった方が良いことをやる、ということだけですね。
具体的には
・栄養のあるものを、適量食べる
・適度な運動をする
・しっかり睡眠をとる
・出来るだけストレスのかからない生活をする
などです。
要するに、新型コロナを風邪レベルだと思っている人のゴールは
普段通り免疫力を高く保つ生活をして、自然に免疫を獲得する
となります。
マスクもワクチンも必要なく、健康的な生活をするだけです。
恐ろしい感染症だと考えている場合
新型コロナを恐ろしい感染症と考えている場合は、できるだけ新型コロナウイルスに、感染しないようにしなくてはなりません。
しかし、どれだけ人と会わないように自粛を続けても(自粛に意味があるかは別として)、ウイルスが完全に撲滅されることはありません。
ですから、ウイルスに対抗できるように、どうにかして免疫を獲得しなくてはなりません。
社会全体としても、集団免疫が必要になります。
ただ、恐ろしい感染症と考えているため、感染して自然に免疫を獲得するのはリスクが高いとも考えられるわけです。
ですから、その場合はワクチンが切り札になります。
ワクチンを打つことで、感染して免疫を獲得するよりも、安全に免疫を獲得することが出来るわけです。
というよりは、それ以外に手段がありません。
要するに、新型コロナウイルスを恐ろしい感染症と思っている人のゴールは
ワクチンを打って免疫を獲得すること
ということになります。
思考停止の日本人

あり得ないことではありますが、このように仮に新型コロナウイルスが恐ろしいウイルスだったとしても、ゴールはワクチン接種なわけです。
社会全体の集団免疫については、6~7割の人が免疫を持つ必要がありますが、少なくとも個人のことで言えば、ワクチンを打ったらゴールのはずです。
そしてその先には、もうゴールは存在しません。
ですから欧米の人たちは、ワクチンを打ったらマスクを外して普通にみんなで集まって飲んだりして、以前の日常に戻っていっています。
新型コロナウイルスが恐ろしいかはさておき、合理的な行動ですよね。
理に適っているわけです。
しかし日本人はどうかというと、ワクチンを打っても暑い日に外でも相変わらずマスクをしています。
何かの宗教なんですかね。
マスク教とか。
政府も4度目の緊急事態宣言を出しています。
ワクチンを打っても、元の生活に戻る気配が一向にありません。
「ワクチンを打った後でも、マスクをするか?」というアンケートに対しても、多くの人が「マスクをすると思う」と答えたそうです。
医学的エビデンスに基づくと、マスクは、咳やくしゃみなどの症状がある人がすることで、他人にうつさない一定の効果はあります。
しかし、自分が感染しないための予防効果は、全くありません。
ですから本来的には、そもそもみんながマスクをしていること自体が、無意味です。
マスクが意味があるかは別として、ワクチンを打っても安心できないから、元の生活に戻れないのでしょうか。
であれば、そのような人たちにとって、一体どこがゴールなのでしょうか。
ワクチンを打った後に、自粛や緊急事態宣言などは、全く意味がありません。
自粛や緊急事態宣言などは、効果があったとしても(科学的には効果なしであることは明確にわかっていますが)、一時的に抑える効果しかありません。
つまり、時間稼ぎでしかないのです。
ワクチンを打って、免疫を獲得するまでの時間稼ぎです。
それなのに、日本人はワクチンを打っても、いつまでも新型コロナウイルスにおびえながら生きているのです。
その先には、さらに優れたゴールなど存在しないのにです。
思考停止と同調圧力の末路です。
まとめ

・コロナが風邪レベルと考える人のゴールは、普通の生活の継続。
・コロナが怖い感染症と考える人のゴールは、ワクチン接種。
・ワクチンを打っても、日本人は怯え続けている思考停止集団。
コロナに対しての評価が違えど、ワクチンに対しての考え方が違えど、誰もが元の日常に戻りたいと思っているはずです。
メディアや政治家が、執拗に不安を煽っているので、怖い気持ちになるもの無理はないと思います。
しかし、感情で流されてしまうと、冷静で正しい判断が出来なくなってしまいます。
だからこそ、様々なところから多くの情報を集めて、それを取捨選択しなくてはなりません。
時間をかけて、自分の頭でよく考えなくてはいけないのです。
コロナが怖い感染症だったとしたら、人類の切り札はワクチンです。
現段階では、それ以上はありません。
思考停止にならず、同調圧力に流されないようになりましょう
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。