社会

愚痴ばかりの人とは縁を切れ

愚痴ばかりの人とは縁を切れ

今回は、「愚痴」についてです。

 

結論としては

・愚痴や悪口を聞くと、脳の機能が低下する。

・愚痴ばかり言う人とは、家族であっても縁を切るべき。

です。

 

いますよね、愚痴や他人の悪口ばかり言っている人って。

不満があるのなら、本人に直接言って解決しようとすればいいのに、そのような意志や勇気もないから第三者に愚痴や悪口を言うのです。

相手をけなすことでしか、自分が正しいと主張できないわけです。

くだらなさの極みです。

 

当人がくだらないことはどうでもいいのですが、愚痴や悪口を聞かされる人はとんだ迷惑です。

愚痴や悪口ばかり言っている連中は

大変な思いをしているんだから、聞いてくれたっていいだろ!!

というようなことを言いますが、言語道断です。

愚痴や悪口を言いたいのであれば、穴でも掘って一人で穴に向かって叫べばいいのです。

他人に愚痴や悪口を聞かせることは、何一つ正当な理由など存在しません。

 

というのも、愚痴や悪口を聞かされる人は

・強制的に大切な時間を奪われる

・脳の働きが低下する

ということが起こるのです。

完全に実害が生じるわけです。

 

よく考えてみてください。

愚痴や悪口を聞かされるのって、苦痛ですよね。

人生そのものとも言える大切な時間を何の対価も払わず、苦痛だけ与えて奪うなんて行為が、許されるわけがありません。

 

そもそも人と人の間に発生する対価とは、何もお金だけではありません。

例えば家族や友人や恋人などと過ごす時間は、全く惜しくないですよね。

これは、時間を使う代わりに「幸せ」「楽しさ」などの対価をお互い得ているからです。

 

しかし愚痴や悪口を聞かされるというのは、時間を奪われるだけでなく、対価どころか苦痛も与えられます。

ですから、愚痴や悪口を聞いてもらいたいのであれば、少なくともその時間分と苦痛分に相当するお金などの対価を払うべきです。

まあ、愚痴や悪口を聞かせ続けるような連中が、そのようなことを考える可能性はゼロに等しいでしょうが。

 

ただし、仮に愚痴や悪口を聞かせる対価を払うと言われても、基本的に愚痴や悪口を聞くのに付き合うべきではありません。

なぜなら、愚痴や悪口を聞かされることによって時間を奪われるだけでなく、脳機能まで低下してしまうからです。

愚痴や悪口ばかり言っている人とは、さっさと縁を切るのが賢明です。

 

それでは愚痴や悪口を聞くことが、脳に対してどのような影響があるのかについて説明していきます。

 

他人の不幸は蜜の味

・他人の不幸は蜜の味

・他人の不幸で飯が上手い

・他人の幸福は飯がまずい

という言葉があります。

「人は他人の幸せを妬み、他人の不幸を喜ぶ」ということを意味しています。

 

このようなことを感じる人に対して

「不謹慎だ」

「自分はそんなふうに思わない」

「そのようなことを感じる人の心は貧しい」

と思う人も多いのではないでしょうか。

 

しかし近年、fMRIを用いた研究により、「人間の脳は他人の不幸を喜ぶ仕組みになっている」ということが分かってきています。

人の脳は、他人の不幸を見るだけで、報酬系のドーパミンが放出されるのです。

これは、食べ物やお金を得たときと同じ反応です。

 

つまり人の脳は

他人の不幸を「喜び」や「快楽」として認識している

ということです。

芸能人の不倫などがひたすらワイドショーなどで報道され、多くの人が興味を持つのなどは、この典型的な例ですね。

 

このことと同様に、他人の悪口や愚痴を言う場合も、ドーパミンが放出されます。

つまり

他人の悪口や愚痴を言うと、気持ちよくなれる

ということです。

 

これらのことは、その人の性格というよりも人間の脳の仕組みによるものなのです。

ですから、自分も知らぬ間に愚痴や悪口を言う側になってしまう可能性があるということです。

 

愚痴や悪口を聞くと脳機能が低下する

愚痴や悪口を言う人は気持ちよくなれますが、聞かされる人には脳の働きが低下するなど、様々な悪影響があります。

具体的には

・脳の海馬の働きが低下する。

・コルチゾールが増加する。

・ネガティブ脳になる。

・老化する。

というようなことが起こります。

 

脳の海馬という部位は、記憶や推察に関係する部位です。

つまり、海馬の働きが低下するということは、記憶や推察の能力が低下してしまうことを意味します。

 

また、コルチゾールはストレスホルモンと呼ばれるホルモンですから、増加することによってストレスを感じてしまうようになります。

 

さらには愚痴や悪口などのネガティブなことを聞かされていると、脳がネガティブ脳になり、思考がどんどんネガティブになってしまうこともわかっています。

 

そしてなんと、愚痴や悪口を聞かされると、老化を促進してしまうということまで言われています。

 

つまり愚痴や悪口を言っている人は、相手のことを

・記憶や推察の能力を低下させる。

・ストレスを増加させる。

・ネガティブ思考にする。

・老化させる。

というわけです。

もはや、嫌がらせを超えて犯罪レベルです。

 

ちなみに愚痴や悪口を聞かなくても、他人のストレスやネガティブに触れるだけで、上記のようなことが起こります。

これを「受動ストレス」と言います。

受動ストレスは、なんと2分間ネガティブな人を見ているだけで発生してしまうのです。

 

たった2分見ているだけで発生してしまうわけですから、愚痴や悪口を延々と聞かされ続けたらとんでもなく大きな悪影響があるのは、想像できますよね。

 

愚痴や悪口を聞かされる場合の対処法

このように、愚痴や悪口を聞かされることは、害以外の何物でもありません。

聞いてあげる必要など、一切ありません。

 

基本的には

愚痴や悪口ばかり言っている人とは、関わらないべき

です。

縁を切った方が良いです。

 

しかし家族などのように、そう簡単に縁を切れない関係の場合には、愚痴や悪口を解決を探す方向に誘導してあげると良いです。

「じゃあ、どうやったら、それが良くなるかな?」

「そのためにはどうすれば良いかな?」

というように、解決に向かっていけるような生産性のある内容にしていくのです。

そして愚痴や悪口が、どれだけ害があることなのかを伝えてあげましょう。

 

それを何度か繰り返しても愚痴や悪口を続けるようであれば、その時は家族だろうが縁を切るべきです。

 

愚痴や悪口を言ってしまう場合の対処法

逆に、ついつい愚痴や悪口を言ってしまう場合の対処法についても、説明します。

 

実はネガティブ脳になってしまうのは、愚痴や悪口を聞かされる人だけではありません。

言っている人も、言えば言うほどネガティブ思考にはまり込んでいくことが分かっています。

一時的な気持ち良さと引き換えに、脳をネガティブにしてしまっているのです。

 

まずはそのことを理解して、自分にとってもマイナスであることを自覚してください。

そして愚痴や悪口を言うことは、最も簡単に承認欲求を満たすための手段でしかないことも理解しましょう。

 

それらを理解したうえで

・運動

・筋トレ

・瞑想

・日光浴

などを日常に取り入れてみてください。

これらはドーパミンを分泌してくれるものです。

 

愚痴や悪口を言うことでドーパミンを分泌させて、快楽を得てストレスを発散しているのであれば、他の方法でドーパミンを分泌させればいいのです。

 

運動や筋トレに至っては、強力な抗うつ薬を飲むのと同レベルの精神安定作用があります。

健康にも良く、前向きにストレスを発散できて、人にも迷惑をかけません。

 

愚痴や悪口を言うよりも、はるかに良いことは言うまでもありません。

 

まとめ

・人間の脳は、愚痴や悪口を言うことでドーパミンを分泌する。

・愚痴や悪口を聞くことで、時間を失うだけでなく脳の機能も低下する。

・愚痴や悪口ばかり言う人とは、関わらないべき。

・関わる必要があるのであれば、解決に向けさせる。

・愚痴や悪口を止めるためには、運動・筋トレ・瞑想・日光浴をする。

愚痴や悪口をひたすらに言ってくる人は、本当にただの害です。

平然と時間を奪う上に、脳の機能まで低下させるわけですからね。

 

基本的には、そのような人とは付き合わないことが一番です。

我慢して付き合い続けても、自分がダメージを負うだけです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。