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見方を180度変える2つの方法

見方を180度変える2つの方法

今回は、「見方を180度変える」ということについてです。

 

結論としては

・見方を180度変えれば、ネガティブをポジティブにできる

・無いものではなく、在るものを見ることで見方を変えられる

・ピンチでもチャンスを探すことで、見方を変えられる

です。

 

物事は見る角度を変えることによって、いくらでも受けとる印象やアプローチを変えることが出来ます。

上手くいかないことやネガティブになってしまっていることは、見方を180度変えることで上手くいったりポジティブになれたりもします。

そして180度見方を変えられるようになれば、どのようにも見方を変えることが出来るようになります。

様々なことが非常に楽になりますし、多角的に物事を見ることが出来るので、より深く理解することにも繋がります。

 

ですが、多くの人は分かっていてもなかなか見方を変えることが出来ないのではないでしょうか。

難しいですよね。

 

そこで、今回は見方を180度変える2つの方法を紹介します。

その2つの方法とは

・在るものを見る

・チャンスを探す

です。

 

それでは、それぞれ説明していきます。

 

在るものを見る

見方を変える一つ目の方法は、「在るものを見る」ということです。

「在るものを見る」というのは、当たり前のことのように思えるかもしれませんが、そうでもありません。

意外と人は、「無いものを見る」ということをしがちです。

 

例えば、桜を見にドライブに出かけたら雨が降ってきたとしましょう。

そんな時多くの人は

「雨が降っちゃったから、きれいな桜吹雪が見られないな。残念・・・」

と感じるのではないでしょうか。

これが「無いものを見る」ということです。

 

雨が降っているので、晴れている状態の桜は当然ですが見られませんよね。

それなのに、「雨の桜を見る」ということよりも、「晴れの桜を見られない」ということに意識が行ってしまいがちなのです。

無いものねだりのようなものです。

 

そのような意識では、どうしても「晴れの桜が見られなかった」というネガティブな感情になってしまいます。

せっかくのドライブが、つまらなくなってしまいかねません。

 

このように目の前にない「晴れの桜」を見ようとするのではなく、目の前にある「雨に打たれる桜」を見るようにすれば、ポジティブになれて楽しめます。

雨なら雨の美しさや楽しみがあるはずですよね。

 

これに関して、以前に読んで印象に残っているものがありますので、紹介します。

どなたが書かれたのかは覚えていないのですが、俳句を詠まれる人が書いた記事でした。

細かいところは、多少違うところがあるかもしれませんが、大筋は合っていると思います。

俳句の世界では、「生憎という言葉はない」と言われます。

普通の感覚だと

「生憎の雨で、きれいな桜が見られない。」

「生憎の空模様で、月が見えない。」

となりますが、俳句の世界では

「この雨のお陰で、雨の桜の俳句は詠めるし、雨の桜を楽しめる。」

「無月を楽しめるし、無月の俳句が詠める。」

 

このような気持ちでいれば、ネガティブなことも全て俳句の題材になるし、その状況を楽しめてポジティブになれます。

このような内容だったと思います。

 

「雨の桜を楽しむ」

「無月を楽しむ」

確かに、このような物の見方ができるようになれば、今までネガティブとして捉えていたことをポジティブに180度変換できますよね。

そして、「物事をあるがまま受け入れる」ということにも、繋がっていくように感じます。

 

俳句は敷居が高いと感じるかもしれませんが、ネガティブになりそうなときには、何かネタになりそうなものを探してみるのは良いかもしれません。

在るものを見て、プラスにとらえることに繋がります。

 

それともう一つ、在るものを見ることに役立つのが、「子どもなら、どうするかな」と考えてみることです。

子どもは、晴れなら晴れで楽しく遊んで、雨が降っても水たまりで楽しく遊んだりします。

子どもは、楽しいことを見つける天才です。

もちろん、大人と子どもでは興味の対象は違いますが、在るものの中から楽しいことを探す手助けになるかもしれません。

 

チャンスを探す

見方を変える方法の二つ目は、「チャンスを探すこと」です。

ピンチだと思えたものも、180度見方を変えてみるとチャンスだったりします。

 

一つ例を挙げます。

ある靴を作る会社が、市場拡大を狙って海外に進出しようとしています。

ターゲットにしている国は、ほとんどの人が靴を履いていません。

そのような状況で

「誰も靴を履いていないのだから、靴が売れるわけがない。」

と考える人もいれば

「誰も靴を持っていないのだから、巨大な市場だ!!」

と考える人もいます。

どちらもあり得ますよね。

靴が売れるかどうかはわかりませんが、同じ状況でもチャンスにもピンチにも捉えることができるわけです。

 

結果がどうなるかは別として

・チャンスと捉えれば、ポジティブな感情

・ピンチと捉えれば、ネガティブな感情

というようになることは、間違いないですよね。

 

大切なのは、どのような状況においても、必ずチャンスは存在するということ認識しておくことです。

人はどうしても、ネガティブなことに目が行きがちです。

得することよりも、損したくないという感情の方が人間は大きからです。

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ですから、ピンチに意識が行ってしまい、チャンスは見逃しがちになってしまうことが多くあります。

ピンチは探さなくても出現しますが、チャンスは探さなくては見つからないことがほとんどです。

「必ずチャンスもどこかにある!!」ということを意識してみると、視野が広がります。

 

まとめ

まとめ

物事の見方を変えるには

・無いものではなく、目の前にあるものを見る

・ピンチと感じても、チャンスを探す

特に「目の前にあるものを見る」というのは、重要です。

言い換えれば、見て受け入れることですね。

 

見方を変えられるようになることは、ネガティブな時にポジティブに考えられるだけではありません。

ポジティブにどんどん突き進んでいる時に、冷静にリスクも分析できるようになります。

 

物事の見方を変えられるということは、様々な角度から見ることができて、視野が広くなることですからね。

是非試してみてください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。