新年、あけましておめでとうございます。
年が明けたので、新たな抱負や目標を立てた人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「抱負や目標の立て方」についてです。
結論としては
習慣化することを抱負とすると良い
です。
厳密に言えば、抱負と目標は異なります。
イメージ的には
抱負・・・プロセスや計画
目標・・・ゴール
といったものです。
例えば走ることで言えば
抱負・・・毎日ジョギングをする
目標・・・ホノルルマラソンを完走する
というように考えてください。
年が明けて「今年の抱負・目標」を掲げるときに、いわゆる目標であるゴールを考える人が多いと思います。
ゴールを設定すること自体は悪いことではもちろんありませんが、それ以上にプロセスを大事にする必要があります。
そしてそのプロセスをいかに習慣化するかが、最も重要です。
では、習慣化が最重要である理由について説明していきます。
ちなみに抱負に「負」という字が入っているのは、「負ける」という意味ではありません。
「背負う」や「請け負う」という「負う」という意味です。
決意や計画をしっかりと抱いて負っているという状態を示していますので、決してネガティブなものではないのです。
結果は運にも左右される

前提として抑えておかなくてはならないこととして
必ずしも設定したゴールにたどり着けるとは限らない
ということがあります。
当たり前のことではありますが、とても大切なことです。
例えば先程の例のように、ホノルルマラソンを完走することをゴールに設定したとします。
十分に練習して挑んだとしても、直前に怪我をしてしまうかもしれませんし、風邪をひいてしまうかもしれません。
なんなら、超悪天候でホノルルマラソン自体が中止になってしまう可能性だってあります。
このようにイレギュラーなことは、事前にどれだけ準備や努力をしたかということとは無関係に起こり得ることです。
自分次第では、どうにもできないこともあるわけです。
つまり、結果は運にも左右されるのです。
また、元々生まれ持った能力の差もあります。
42.195kmを完走するのに必要な練習量は、その人のポテンシャルによって大きく変わってきます。
生まれ持った能力なども、自分でどうこうできるものではありません。
要するに
結果というのは、自分でコントロールできない部分が多々ある
ということです。
プロセスこそが成長の糧

では、達成できないかもしれないゴールのために過程に注力することが無意味かと言えば、もちろんそんなことはありません。
結果は過程を経るからこそ到達できる可能性がありますが、過程は結果のためだけのものではないからです。
「トライ→失敗→経験→学び→リトライ→・・・」という過程のサイクルこそが、成長の糧になります。
つまり
成長のために、最も重要なものは過程
というわけです。

そして自分の目標であるゴールに到達しようがしまいが、成長は確実に自分の力になり財産になります。
過程を繰り返して着実に成長を続けていけば、必ずいつかはゴールに達成するだけでなく、さらにその先に行くことができます。
結局のところ
どれだけ高みに行けるかは、過程次第
というわけですね。
習慣は第二の天性なり

ただし過程と一言で言っても、どのような過程を経るかによって、成長は大きく異なります。
例えば、一日だけ5kmジョギングをしたとしても、大した成長ではありませんね。
実感できる変化は無に等しいでしょう。
しかしそれを1週間、1カ月、3カ月、半年、1年、2年・・・と毎日続ければどうでしょうか。
小さな成長が積み重なって、大きな成長になるのは間違いありませんよね。
小さなことを積み重ねることが、とんでもない所へ行くただ一つの道
イチロー選手の引退会見における名言です。
イチロー選手が言うと、すごい説得力ですね。
もちろんイチロー選手が到達したようなところに到達できる人はそうそういませんが、それでも全ての人に通じることのはずです。
そして、ひたすらに積み重ねるために必須になることが「習慣化」です。
歯磨きやお風呂のように、ひたすら毎日継続していくと、「努力」ではなく「習慣」になります。
習慣になれば、継続することは努力よりもはるかに楽になります。
習慣にしてコツコツと積み重ね続けていくことで、大きな成長を得ることができるのです。
・毎日、読書を30分する
・毎日、5キロジョギングする
・毎日、筋トレする
・毎日、英会話を30分勉強する
などなどを年単位で続けていけば、今の自分からは想像できないレベルに到達できますよね。
自分の武器になり力になり、財産になるのです。
習慣は第二の天性なり
という言葉があります。
これは、「習慣の力は大きいので、生まれつきの性質と変わらないほどになる」ということです。
習慣にして日々ひたすらに繰り返せば、生まれつき才能を持っている人のレベルまで到達できるのです。
ということは
・どれだけのことを習慣化できるか
・どれだけ自分の可能性や能力や価値を広げられるか
この2つは、ほぼ同義だということです。
ですから、「どのようなゴールを設定するか」ということ以上に、「どのようなことを習慣化するか」ということが非常に重要なわけです。
このように考えると、習慣化することを抱負にすることがより高い結果に行きつくために重要であることがわかりますね。
いらない習慣は捨てる

習慣化すればするほど、自分の才能が広がっていくようなものですから、有益なものはどんどん習慣化した方が良いわけです。
しかし、一つ注意しなくてはならないのが、時間は有限だということです。
習慣を増やせば増やすほど、時間は足りなくなっていきますし、一つ一つに割ける時間も少なくなっていきます。
そこで大切になるのが
優先順位の低い習慣は捨てる
ということです。
新しい習慣を取り入れることと同じくらい、捨てることは重要になります。
自分の習慣の中で、いらないものはたくさんあるはずです。
例えば
・何となく見たいわけでもないテレビを見ている
・目的もなくYouTubeをダラダラ見ている
などなど。
このような優先順位の低いと思われる習慣は、どんどん捨てていきましょう。
そして自分の可能性を広げられる習慣を取り入れていきましょう。
まとめ

・習慣化することを抱負にすると良い
・結果は運にも左右され、自分次第ではない部分も多々ある
・過程こそが成長の糧であり、習慣化することで積み上げることができる
・習慣にできれば、才能を生まれつき持っているのと同等
・不要な習慣はどんどん捨てるべき
抱負として
・新たに始める習慣
・すでに習慣になっているもので継続する習慣
・すでに習慣になっているが捨てる習慣
を書き出して、今年に習慣化するものを決めるのはお勧めです。
それをまずは1年間続けて、1年後にまた「新たに始めるもの」「継続するもの」「捨てるもの」を分類しながらブラッシュアップしていきましょう。
小さいことを積み上げることは、誰にでも可能です。
そしてそれを続けることが、突き抜ける方法なのです。
シンプルですよね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。